30-19夏とプールと駄菓子屋と
小学生のころ、夏休みの期間はほぼ毎日、市民プールに通っていました。
徒歩圏内ではプールがなかったので、友達のお母さんが車で迎えに来てくれて、
友達数人とプールに通っていたものです。
市民プールの駐車場に降ろされたら、お母さんはいったん撤収、
子どもたちだけで疲れはてるほど泳いでいました。
夕方になると迎えが来るのですが、それまでの待機時間は、
プールのそばに立つ、小さな駄菓子屋で待っていました。
お菓子につかっていいお小遣いはいくらだったかな、、
せいぜい月500~600円くらいだった気がします。
5円チョコやうまい棒、ビッグカツや、やたらと長くて彩り豊かなゼリー棒を買って、
お迎えが来るのをワイワイ待っていました。
たまーに、お父さんと一緒に市民プールに行くと、
「内緒だよ」と言って、アイスを買ってもらえたものです。
ソーダ味のアイス、スイカバー、いちごかき氷、スーパーカップなど、
好きなアイスがたくさんありました。
弟と分けあって食べたのもいい思い出です。
大人になると、アイスを買うことも食べることも当たり前になってしまったのですが、
子供のころは(チューペット以外の)アイスは高級品で、なかなか食べさせてもらえませんでした。
あの頃のワクワクを思い出すと、青い空まで見えてくるようです。